進学や就職、転勤で北海道に引っ越してくる方が一番気になるのが、冬の寒さだと思います。
何とかなる、と思わないで!北国の冬は長く厳しいよ
札幌でも11月には初雪が降り、4月になっても日陰には雪が残っています。
半年間は冬であると言っても過言ではありません。
そんな気候のため、北海道の賃貸物件には概ね暖房が付いています。
リビングに一台のみと言わず、各部屋にしっかり配置されていることも多いです。
北海道内を転々と7回ほど引っ越ししている我が家ですが、暖房が付いていない物件は部屋探しの段階でも一軒もありませんでした。
備え付け暖房だけでも部屋はそこそこ暖まります。
しかしそれで安心せず、追加の寒さ対策を行うことが絶対に必要です。
備え付け暖房だけでは対策不足である理由
主な理由は次の通りです。
・ 台数不足、パワー不足
・隣接した部屋に空きがあると冷えやすい
・ 万が一故障・停電した時がとても危険!
1LDKに対して暖房がリビングに一台だけ、というパターンがあります。
リビングは充分暖まるけれど、それ以外の部屋は寒いままになってしまいます。
また複数台あったとしても、マシンパワーの問題や設置されている向きによっては暖まりにくい場所が発生します。
特に脱衣所は入り組んだ場所になるのでデッドゾーンになりやすい……というか、私の経験上は確実に暖まりません。
冬のお風呂上がりに寒さと戦うのは全国共通かな?
隣や上下の部屋が空き部屋の場合は、その部屋が冷えていることによって自分の部屋まで寒くなることがあります。
真下が空き部屋の場合が一番辛いです。足元がなかなか暖まらない上、短い時間でも外出するとフローリングが氷のように冷たくなります。
また、灯油ストーブでもオール電化のパネルヒーターでも起動するためには電源が必要なため、停電が起こると使用できません。
北海道で停電といえば、胆振東部地震のブラックアウトがまだ記憶に新しいです。
あれが冬じゃなくて本当に良かった、と今でも思います。
[防寒]北海道の冬に備えて用意するべきアイテム
着る毛布
最も簡単に出来る対策は、ずばり「重ね着」です。
ひざ掛け一枚でもだいぶ違いはありますが、全身覆ってしまった方が効果的です。
そして重ね着するにも普通の洋服ではなく、もこもこの毛布で出来た「着る毛布」がおすすめです。
冬の始めならこれだけで乗り切れる位には暖かくなります。
私が持っているものはいかにも「毛布で服を作りました!」といった見た目ですが(笑)、最近はお洒落なものが沢山売られています。
ぜひお気に入りのものを探してみて下さい。
カセットガスストーブ
ガスボンベだけで動くポータブル暖房機です。
電気を使わないので、特に災害時に活躍します。キャンプで使うというのも最近は流行っているみたいですね。
連続稼働時間が2~3時間と短いのが難点ですが、こればかりはしょうがないです。
北海道に限らず、寒い地域に住んでいる方は用意して損は無いものです!
使用感は別の記事に記載したのでこちらをどうぞ
セラミック(電気)ファンヒーター
こちらは電気を使用するタイプの暖房機です。普段使いならこちらがオススメです。
コンセントを刺して電源を入れるだけですぐに暖まるので、備え付けの暖房で手が回らない場所に設置しておくとQOLが上がります。
我が家で使用している物はこちら。
小さいものですがその分持ち運びが非常に楽で、デスクの足元を温めるのに活躍しています。
(石油ストーブ)
持ち運びできる石油ストーブを購入するという手もありますが、あまりおすすめはしません。
・灯油の購入、運搬、注入に手間がかかる
・長期間使用しない、または引っ越しの際にタンクを空にする必要がある
・賃貸では禁止されている場合がある
というように手間や制限が多いからです。
暖かさの質は高いんだよね。電気ストーブより優しく暖めてくれる気がする
一軒家ならこの制限をクリアしやすいので検討の価値はあると思います
購入する際は上記の点をよく確認しておきましょう。
まとめ:暖かくして冬を乗り切ろう!
北海道の冬を乗り切るための準備とその重要性を解説しました。
厳しい冬ですが、悪い事だけではありません。
寒いからこそ鍋など温かい料理がおいしくなりますし、スキーなどのウインタースポーツが楽しめます。
生まれも育ちも北海道だから、寒くない冬の方が不思議な気持ちになるなあ
しっかり備えて、冬の北海道を楽しみましょう!
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