電気を使わない暖房機、北海道に限らず寒い地域に住んでいるなら絶対に必要です。
カセットガスストーブを実際に使ってみて、これが無いまま停電してしまった状況を想像して、改めて強く感じました。
こんにちは、ばらちゃと申します。
以前「寒さ対策を念入りにしよう!」という記事を書き、その時に紹介していたカセットガスストーブをようやく試運転することが出来ました。
秋口に購入してから実に3か月、じっくり寝かせました。
今更!?というご指摘は甘んじて受け入れます。だって暖冬でなかなか部屋が冷たくならなかったから……。
雪も先週ようやく積もりました。いつもなら11月中に積もるのに。
早く寒くなれと思ったのは初めてかも!?
持ち運びのしやすさと暖かさの良いとこ取り
それはさておき、カセットガスストーブの使用感を書いていきます。
購入したのはイワタニのストーブです。
到着してすぐに感じたのは、大きさの割に軽いこと!
Amazonの商品説明や写真を見た印象では重たそうなイメージだったので、非力な私でも片手で箱ごと持ち運べたのは驚きました。
3kgって想像しづらい重さだよね
さて試運転だ動かし方を確認しよう、と説明書を開いて二度目の驚愕。
使用上の注意が5ページにわたって記載されていました。長すぎる。
「換気して使用すること」や「引火物を近くに置かない・使用しない」など火を使う上で基本的なことから、「扇風機・サーキュレーターの風が当たる場所には置かない」などかなり細かな制約もありました。
なんというか、強い意志を感じました。これくらい熱意のある商品の方が安心ですけどね、ストーブだけに。
使用するには、カセットボンベをセットして点火つまみを回すだけ。
カセットコンロもそうですが、これだけで火が起こせるって凄いですよね。
ボンベの装着も、凹凸を合わせて差し込めばすぐにはまります。
点火すると、すぐにパネルの色が白→オレンジに変わります。
近くに手をかざすと熱気を感じました。起動が早くてありがたい。
強さは標準と弱の2種類が選べます。
弱で30分ほど運転してみたところ、リビングテーブルとその周りはかなり暖かくなりました。
リビング全体を温めるのは無理ですが、カセットボンベ一本で動くのに対して暖房力は十分あると感じました。
日常使いには向かないけれど……
軽くて持ち運びが楽、点火も簡単で早い。
感触としてはかなり高評価になりましたが、それでも普段使いは出来ない大きな理由があります。
それは「ガスボンベを使用する」という点。
イワタニのガスボンベは6本セットで2135円、一本あたり約355円です。
そして、ボンベ一本で稼働できる時間は約三時間。
毎日使えるものではない、ということはもうお分かりでしょう。
(もっと安いガスボンベもありますが、お勧めしません)
換気も定期的に必要です。せっかく暖かくなった部屋を冷やすのは辛い。
他にも、ガスボンベは廃棄するのも一苦労です。
完全に空にしたことを確認しないといけないし、回収する日は限られているし……。
普段使いのサブ暖房機にするなら、電気ヒーターなどがおすすめです。
非日常なら頼れる味方
ただし、この欠点があってなお役立つ場面はあります。
1つは記事の最初にも書いた通り、停電が発生した時。
電源どころか乾電池も必要なく、ガスボンベだけでしっかり暖がとれるのは災害時にはとても有難いです。
真冬の朝の部屋の冷たさ、あれが一日中続くとしたら……生粋の道民でもとても耐えられません。
寒くなる地域の人にとっては、暖を取れるアイテムは食料と同じくらい重要なものです。
災害用の備蓄は三日分と言われています。しかし、ガスボンベを何十本も家に置くのは難しいかも知れません。
置き場所があるぶんだけ、一セットだけでもいいので備蓄しておきましょう。
全く準備していないのと少しだけでも対策しているのとでは、実際にその状況に陥った時の安心感に雲泥の差があります。
ブラックアウトの時、太陽光で充電できる充電池を持っていたからスマホだけは安心して使えたよ!
もう一つ、アウトドア用として活躍できる場面もあります。
Amazonレビューにも、キャンプで使用できたという意見がちらほら載っています。
私はキャンプをしたことがないのですが、確かに持ち運びも楽で使いやすいと思います。
まとめ:もしもの為の準備は大事!
普段使いは難しいですが、それでも災害用の備蓄としてカセットガスストーブは非常にオススメです!
気にしていなかった、後で用意しようと思っていた方も、今すぐ準備しましょう!
災害は忘れた頃にやってくる、だよ!
コメント