こんにちは。好きな投資手法は高配当株投資、ばらちゃと申します。
株式投資をやっている人のSNSの集まり、いわゆる「株クラ」で随分と話題になっているこの本、『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』。
実はしばらくの間、読まず嫌いをしていました。
なぜなら、「題名と表紙がうさん臭かった」から……!
「オートモード」って表現、投資本で使われるとめちゃくちゃ怪しくないですか?(失礼)
デザインもまっピンクだし、帯の煽りも過激だし(ここには作者の監修が入っているか分かりませんが……)。
高配当株投資について書いてあるとは分かっていても、なんとなく肌に合わずにスルーしていました。
でも、SNS上には読了報告と絶賛の嵐が巻き起こっています。
Twitterのタイムラインに何度も流れて来るその様子を見て、「本当にいい本なのかもしれない」と思い、重い腰を上げてkindle版を購入したのです。
読んでみるとこれが、本当に面白くてためになりました。読まず嫌いしていて申し訳ない気持ちになりました(汗)。
特に良いと感じた部分を、自分のアウトプットのためにも紹介していきます!
投資用語の説明が分かりやすい+理解できなくても気にせず読み進められる
EPSとかPERとか、投資用語には独特なものが多くとっつきにくさがあります。
和訳でなんとなく意味は掴めるけれど、やっぱり難しい!
そんな投資用語を、とても分かりやすく表現してくれていた印象を持ちました。
それに加えて、「意識して使うと、いつの間にか慣れるもの」とも書かれています。
今は分からなくてもいつか腑に落ちる日がやってくるよ、と言ってくれるのは、初心者にはありがたいですね。
銘柄分析の分かりやすさ・説得力
この本が名著だと感じた最大の部分が、「死ぬまで持ちたい17銘柄」と称しておすすめ高配当銘柄を紹介している章です。
高配当投資を始めて一年半、おすすめ銘柄を紹介している文章はたくさん読んできました。
自分でも分析をして、このブログに書き残しています。
その上で、この本の銘柄分析の分かりやすさと説得力はずば抜けていると感じたのです。
私の持っている株は17銘柄中7つ紹介されていましたが、そのいずれにも発見がありました。
自分の理解度がいかに足りなかったかを思い知らされましたが、それ以上に「知ることが出来て良かった」と思えています。
暴落への心構えが身に付く
第一章で著者の投資遍歴が語られていますが、2004年から現在までの期間、何度も暴落を経験されています。
そのせいか、暴落への心構えがこれでもか、と語られているのです。
- 「安全域」を確保した投資
- 大企業の株価が、ショック時にどれだけ下落したか
- 下落相場は何年続くと想定するべきか
- 歴史上の日経平均の暴落下限値とPBRの関係性
などなど……。
「暴落」とタイトルに入っているのは第5章のみですが、他の章でもたびたび暴落についての話が出てきます。
インデックス投資目線では、暴落しても慌てない気持ちは用意出来ているつもりでした。
しかしこの本を読んで、高配当株投資に対しては「狼狽売りしない」と言い切れるか、自信が持てていないと判明しました。
ボックス相場の今ですら、ポートフォリオをいじっていますからね。
いつか新たな暴落がやってきた時は、もう一度この本を読み直して「正しく恐れる方法」を確認しよう。
そう思わせる内容の密度でした。
まとめ:高配当株投資に興味があるなら読むべき一冊
題名の一言に尽きます。
投資歴二年目でもためになることが沢山あったので、初心者には学びの宝庫であること間違いなし!
少しでも気になったら、読んでみることを強くオススメします。
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