ポケモンカードの断捨離とテンバガー

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転妻の日々
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転勤による引っ越しが毎年のようにあるため、日々モノの整理を続けている我が家。

日用品や大型家具の見直しは一通り済んだので、いよいよ趣味の物、思い出の品に手を付け始めています。

これがなかなか進まないですね。なにせ手に取ればそれを使っていた時の記憶が蘇るものばかり。

漫画や小説は一時大量に売りましたが、まだ本棚に百冊単位で残っています。紙媒体で残したいので、電子化も進まない。

満足するまで遊んだゲームも、数百時間単位でデータがある物はどうしても手放せません。

ばらちゃ
ばらちゃ

今はもうやってないけれど、まだ一緒に居て欲しい。そんなソフトが数十本ある(笑)。

そんな中、少しずつ手を付けているのがトレーディングカード。

中身はほぼポケモンカードです。

一番やっていた頃は、このキャリーケース3箱にパンパンに詰めてあり、それとは別にコレクション用ファイルに何冊も飾ってありました。

プレイしていたのは約10年前。BW~SM初期の拡張パックは箱買いしています。

高校~大学時代は周りにプレイヤーがいて、よく遊んでいたものです。

それが就職を機にぱったり居なくなり、いつしかカードを買うことも無くなって、今に至ります。

トレカは相手がいなければプレイ出来ず、更に「レギュ落ち」と呼ばれるルール変更で昔のカードは公式対戦で使用できなくなります。

改めてやり始めようにも、今持っているカードはほぼ使えないのです。

そのため、お気に入りの絵柄だけ残してあとは手放す、ということが比較的しやすいモノでした。

ここからが本題なのですが、私が遊んでいた頃のポケモンカードは日陰の存在でした。

お店で開かれた公式大会に集まったメンバーが、4人だったこともありました。

中古品で買値がつくカードなんて、ほんの一握りでした。

それが今や一大ブームに。

トレーディングカードを触ったことが無い人でも、CMやYouTuberの動画などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

ばらちゃ
ばらちゃ

あと、転売ヤーが群がって……なんてニュースとか。

人気に火が付いたことで、中古市場も盛り上がりました。

あの時値段がつかなかったカードが、100円単位で買い取ってもらえる。

2000円で取引されていたレアカードが、いつの間にか2万円にまで吊り上がっている。

ポケモンカードを取り扱う店が急激に増え、売買がしやすくなった。

そんな状態で、あまりの変化に驚きと喜びが止まりません(笑)。

値段がつくようになり、近場で処分が出来るようになったのも、断捨離を後押ししてくれています。

これならもっと買っておけば良かった、とさえ感じるレベル。

しかしここで気が付きました。

「この思考は、テンバガーを目にした時の感情に似ている」と。

値上がりする株、特にダブルバガーやテンバガーといった爆発的な伸びを見せる銘柄を事前に予測することはとても難しいです。

というか、初心者には不可能。偶然買った株がそうなる可能性は否定できませんが、間違いなくまぐれです。

私が持っていたカード達はそれこそ「偶然買った株」。

あの時の自分に「もうひと箱買って10年寝かせておけ、とんでもない値段が付くぞ」と言っても、恐らく信じないです。

それぐらい流行っていなかったんですから。

「あの時買っておけばよかった」「もっと仕入れておけば」

そう思うのは自然なことですが、同時にどうしようもないことです。

「次こそは」と欲を出すと、失敗してしまいます。

当たる物が分かれば良いけれど、そんなことが出来たら苦労はしない。

資産運用はやはり堅実にやっていくべきだな、とポケモンカードの山を見て考えたのでした。

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