引っ越しの段取りを考えるのはなかなか難しいですよね。
初めての人は猶更不安だと思います。
夫婦2人暮らし、5年間で7回の引っ越しを経験した私は、 「2人家族なら、3週間前からの荷造りが一番効率的である」 と結論付けました。
何故三週間前から?
勿論、これより長い期間をかけて荷造りをしたこともあります。
例えば、一か月以上前に段ボールを貰って意気揚々と荷造りを始めたことがありました。
時間はたっぷりある、でも今から全力だ!
転勤族になり一年は経過していたので、段取りは大体頭に入っていました。
物の位置も以前の引っ越しを機に把握したので、初めのうちは順調にこなせました。
ですが、三日ほどで詰められるものが一旦なくなったのです。
まだ引っ越しまで一か月あり、その間一切使わないものというのはそこまで多くありませんでした。
……まあ、半分は詰めたし残りは引っ越しが近づいてからで良いかな?
そんな風に思っていたら気が緩んでしまい、結局当日に慌てることになってしまったのです。
荷造りを忘れることは無い(段ボールが家に積みあがっているので当たり前ですが)けれど、一度手を止めるともう一度取り掛かるのは意外と大変。
毎日少しずつこなす方が、緊張感を保てます。
逆にこれより短い期間だと、引っ越し当日までにまず間に合いません。
2週間前からはライフラインの手続きや役所への書類提出に追われます。
今の家を片づけつつ、新居も整えなきゃいけない!
その上で荷造りを一から始めるのは、時間的にも体力的にも厳しいです。
このバランスが取れるのが「三週間前から荷造りを始める」方法なのです。
荷造りの順番:何から詰める?
取り掛かる期間が決まったところで、次に考えるのは荷物を詰める順番です。
我が家の場合は、大体このような順番で攻めます。
季節もの、娯楽関係(個人のスペース)
↓
キッチン、リビング
↓
寝室、洗面、お風呂場
季節もの・娯楽関係
引っ越し時期に関係ない季節の洋服、漫画やおもちゃなどにまずは手を付けます。
娯楽関係はネットに溢れかえっています。一か月は実物が無くても困りません。
お気に入りの本も早めに封印しましょう。というか読んでる場合じゃないです。
「今使用していないもの」を触ることになるので、処分するものが出やすいポイント。
特に本や書類などは電子化するのがオススメです。
しかし、これは引っ越しまで余裕がある場合の話。
引っ越しを楽にするためにも断捨離は必要ですが、荷造りの際に悩むものは無理に捨てない方が良いです。悩む暇があったら詰めましょう。
1つの物に悩む時間は僅かだとしても、荷造りは家の物全てに手を付けます。
いちいち考えると膨大な時間をかけてしまいますので、なるべく悩まずテキパキと詰めましょう。
新居に到着してから、ゆっくり考えるのが一番です。
キッチン・リビング
普段使わないものを詰め終わったら、次はリビングに置いてある雑貨やキッチン用品をしまいます。
・圧力鍋
・ミキサー
・複数ある調理器具(ボウル、トレー、タッパーなど)
この辺りが比較的早く詰めても問題ないものです。
ラップやキッチンペーパー、ジッパー付き袋などは荷造りや掃除に活躍するものなので、最後まで出しておく方が良いです。
引っ越しまで一週間を切ったら、普段使いの食器も少しずつ詰めます。
数日は紙皿や紙コップ、割り箸で代用可能です。
逆に、仕舞うのが早すぎると後悔しやすいのが調味料。
私も何度か封をした箱を開けなおした経験があります。
料理をしない段階まで来たら大きいボトルなどはしまって良いですが、塩や醤油の小瓶はギリギリまで残しておくと安心です。
寝室・洗面・お風呂場
後回しにしがちなこれらの場所ですが、普段使いしないものが意外と眠っています。
・シーツの替え
・季節外れの掛け布団
・入浴剤や洗剤のストック
毎日使うものの後ろに隠れているこれらのものを見つけ出し、早めに詰めてしまいましょう。
玄関・ロッカールーム・ベランダ
よし、これで一通り終わったな!……とつい忘れ去られてしまう、玄関やトランクルームの物たち。
忘れている収納場所がないか、というのは特に気を付けてチェックしてください。
ベランダに物を置いていないかも確認しましょう。
2人暮らしの場合、これらの場所に収納しているものはそこまで多くないはず。
ですが、我が家は一度当日まで忘れていて痛い目を見ました。
靴を玉入れみたいに段ボールに投げ込んだなあ……
引っ越し業者が荷出しをしている横でこの作業、滅茶苦茶焦りました。
決して真似しないでください(笑)。
現住所と新居でのゴミ処理料金の違いをチェック!
荷造り中に捨てるものが発生した際、余裕があれば検討して欲しいのが「現住所と新拠点、どちらで捨てるのが安いか?」という点です。
ゴミ処理の値段は地域によって差があります。
今の場所で捨てる方が安いなら処分してから移動するべきです。
逆に引っ越してから処分する方が安い場合は、持って行って捨てる……のが一番お得ではありますが、物の量や大きさにもよります。
小さなものなら段ボールの隙間に押し込み、あまりに多くなりそうな場合は少しだけ現住所で処分します。
粗大ごみは、引っ越し料金に影響してくるため簡単に計算できないのが難しいです。
新居に運び入れたものをもう一度出す手間を考えると、大きなものは事前に処分するのが妥当でしょう。
捨てる以外の処分方法もあります。リサイクルショップやネットオークションも活用してみてください。
思いもよらないものが売れる、メルカリを使ってみるのをオススメします!
まとめ:荷造りは計画的に
引っ越しというのは考えることが沢山ありますね。
ポイントを把握して荷造りをすることで、格段に準備が捗るはずです。
しかし最後は己のやる気次第。前日に慌てないためにも、引っ越しの準備は計画的に行いましょう。
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