こんにちは、ばらちゃです。
自炊をし始めて5年以上経ち、料理は上手くなったと思っていますが、お菓子作りは苦手です。
たまに思い立ってクッキーやパウンドケーキを作ろうとしても下準備の多さに戸惑い、僅かな分量の違いで大きく味や触感が変わってしまうので失敗ばかり。
そんな私が唯一「これなら出来る」と自信を持てるようになったのは、ちぎりパン作りです。
パンはお菓子なのか、という議論は置いておきます。
今年の春まで、パンなんぞ作ったことが無い完璧な初心者でした。
クッキーですらなかなか成功しないのに、パンなんて夢のまた夢……。というか作ろうとも思っていませんでした。
なのにふらりと立ち寄った本屋で「なんかこれなら出来そうな気がする」と、あるレシピ本に吸い寄せられました。
「NEWスクエア型付き! 日本一簡単に家で焼ける 1時間でちぎりパンレシピ」という本です。
(こちら付録付きの本で、実際に売られている表紙は違う写真なのでご注意ください!レシピ部分だけ取っておきたくて外側を捨ててしまいました。)
これを読んで見様見真似でパンを作ってみたところ……
上手く焼けた……!?もちもちでおいしい!
日本一簡単に家で焼ける、というのはあながち間違ってはいなさそうです。
「一時間でちぎりパンレシピ」の初心者に優しい点
パンを焼くための型が付いている
上に書いた付録とは、このパン型のことです。
初心者ですからそんなものは持っていなかったし、どんな型を用意すれば良いかも分かりませんでした。
「型付きなら他に物を買い足さなくていいから有難いな」という理由で購入しましたが、なかなか使い勝手が良いです。
- 軽く油を引くだけで、焼きあがったパンが簡単に取れる
- この型を使う前提のレシピなので、大きさが丁度いい
型からうまく取り出せずにパンの形が崩れてしまう、なんてことは一度もありませんでした。
箸で少しつつくだけでスルッと外れます。
市販の型も様々な種類があり、中にはこれより性能が高くて安いものもあるかも知れません。
でも初心者には見分ける目がありませんし、型の大きさによって生地の分量を変えるのも難しいです。
この型で十分すぎます。最近の雑誌の付録はレベル高いですよね。
材料が少なく、工程も少ない
基本として書いてあるちぎりパンの材料はこれだけ。
強力粉、砂糖、塩、バター、ぬるま湯、ドライイースト。すべてスーパーで購入できます。
というか、ドライイーストってその辺に売っているものなんですね。パン作りを始めるまで知りませんでした。
これを混ぜて、こねて、分割して、30分発酵させて、焼けば完成。
普通のレシピでは発酵を二回行うなど色々複雑なことをやるもの。
ここまで簡略化されていると、初心者にも始めやすいです。
冷凍してもおいしい
レシピ通りにパンを焼くと、型いっぱいのパンが焼きあがります。
家族の人数が少ないと、一度に食べきるのは難しい量です。
もちろん保存料など入っていないので、常温保存は向きません。
その代わりに、粗熱を取った後に冷凍しましょう。レンジで温めれば、焼き立てのおいしさが蘇ります。
冷凍庫の奥に追いやって、存在を忘れてしまう事にはならないよう気を付けてくださいね。
初心者にとって微妙な点・注意すべき点
一時間では出来ない
今まで5回ほどこの本のレシピでちぎりパンを焼きましたが、どんなに早くても一時間半はかかりました。
料理本を参考にした時に誰もが通る道だと思いますが、初めて作る料理は記載してある所要時間の1.5~2倍を見積もるべきです。
もっと慣れて手際よく進めることが出来れば、最終的には一時間で完成するようになる……かな?
ぬるま湯の温度は正確に!!
人間、新しいことに半端に慣れて自分なりのアレンジをやり始める頃が一番失敗をしやすいです。
一回パンを焼いてみて楽しくなった私は、分量の調整を始めました。
レシピ通りでは強力粉100%で作るところを少し薄力粉に変えてみたり。
甘味が足りないと感じたので砂糖の量を増やしてみたりと、ここまでは上手くいきました。
しかし、「ぬるま湯は35度のものを使用する」という部分で「ちょっと温かくても大丈夫かな?」と38度で入れてしまいました。これが失敗。
生地がべたべたになり、まったくまとまらない!半泣きになりながら成型したのを今でもはっきりと覚えています……。
味の好みによって多少粉物の配分を変えるのはアリですが、お湯の温度だけはきっちり守りましょう。
お菓子作りが苦手でも、パンは焼ける!
チョコクランチを固めることが出来ずバラバラにしてしまうような私にも、パンを焼くことが出来ました!
まだ基本のちぎりパンとバターロールしか手を出せていませんが、少しずつレベルの高そうなレシピにも挑戦していこうと思っています。
あなたもこの本を読んで、一緒にパンを焼いてみませんか?
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