一年間の投資結果まとめ記事で毎年紹介していた塩漬け銘柄、バロックジャパンリミテッド(3548)をとうとう売却しました。
何を考えて売買したか、どこが反省点だったか、まとめていこうと思います。
売買履歴
彼(?)との出会いは21年8月6日。証券口座を開いて8ヶ月、スイングトレードが楽しいお年頃でした。
そこまでのトレードは全勝していたので、今振り返ると確実に調子に乗っていました。
それをあざ笑うように、864円で購入した株価はしばらく下げ続けました。
この期間に別の銘柄でデイトレードを失敗し、そこそこ落ち込みました。
その負けを取り戻すため! とまで思ったかは忘れてしまいましたが、ここから事件は動きます。
企業分析をして、「この株価は割安!900円までは絶対に戻す!」と判断したため、8月25日に820円で追加購入。
(このあと9月に一度そのラインを超えているのですが、手を付けた形跡がありませんでした。たぶん値段を見忘れている)
じっと待ち続けると、22年の1月に900円を超えたのでそこで100株売却しました。
3Q決算が好調だったので、それで値段が上がったはず。
残った100株を握りしめた私が何を考えたか。そう、2月に控えた配当権利を手に入れるかどうか、です。
利回り4%を超える高配当銘柄でもあったため、握っていればそこそこの配当金が入ってきます。
その欲に目がくらんだ自称中級者、権利日をまたぐどころか直前の2月22日に840円で買い増しを実行。
その結果どうなったか……。
配当権利落ちの株価下落+ウクライナ情勢の悪化に伴って、一か月間で710円まで値段が下がったのです。
あの時は流石に気が気じゃなかったですね。ほぼプラマイゼロの含み益だったのが、一気に-26000円になったんですよ?
チャート見てもらえれば気持ちが共有できると思います。落ちるナイフもびっくりの超直滑降です。
それでも売却しなかったのは、世界情勢悪化が原因ならコロナショックと同じようにいずれ戻るだろうと考えたから。
しかしその思惑は外れ、情勢は一向に改善せず、原材料や燃料費の高騰が響き、遂に23年1月の決算は下方修正されました。
これはもうダメかな……。と判断し、この翌日である1月17日に809円で200株すべてを売却しました。
反省ポイント
スイングトレード(数日~数か月)と考えていたのに、16か月もトレードを繰り返してしまった
売り抜けて新たに買い直すパターンならアリですが、手元から株式が無くなったタイミングはありません。
自分の決めたルールに沿わない取引をするのはダメ、とよく言いますが、それを痛感するトレードでした。
というか21年9月の900円越えを見逃したのが痛恨のミスでした。あそこで売っていれば済む話だったのに。
スイングトレードなら、どうして確認していなかったのか……。あの日の自分にリマインダーしたい。
権利日直前の買い増し
数年間のチャートを見れば、配当権利日後は株価がかなり下落するというのは分かったはず。
20年のコロナショック、そして今回のウクライナ情勢の悪化はイレギュラーな要因ではありましたが、それが無い19年と21年の3月以降数か月間の株価推移も軟調です。
長期投資の一環として配当金だけを狙っていたならアリですが、今回は売却益がメインの取引。
これを混ぜて考えてしまったのもダメな点でした。
売却益を一番に考えるなら、2月中に売ってしまうのが正解でした。
軸がぶれてしまうというのは何事においても良くないですね。
損益は計+5000円、ストレス的には大幅マイナス
- 22年の1月に100株売却した利益が+5800円
- 5月に振り込まれた配当金が+6057円
- 23年の1月に200株売却した損失が-6400円
合計すると5457円の利益が出ました。
金額だけ見れば勝ち越せていますが、この間資金が動かせなかった事、含み損を見るたび抱えたストレスを考えれば大幅なマイナスです。
経験が得られたとしてプラスに考えることも出来ますが、まあ失敗でした。
この反省を胸に、しばらくはトレード主体の株式投資はやりません。
高配当株投資に腰を据えて、コツコツ買い増して配当金を貰う方が今は楽しいのでそちらを頑張ります。
手から離れた君は羽ばたく
バロックを売却してから10日ほど経ちました。
怖くてあれから値段を見ていないのですが、こんな記事を書くならチャートから目を背けることは出来ない……
なんでやねーーーーーん!!!
手放したのが1月17日……直近の底値……ってコト!?
なんでこんなに株価が上がっているのか誰か教えてください。ここまで握ってたら利益が復活してたのに!
株式投資って難しい(n回目)。
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